癒すということ。
Facebookに3年前に書いた記事です。いまと変わらない気持ち。
人を癒すということ。
ドゥーラになって、人を癒すことを仕事にできるようになって5年。本当にありがたいことです。
産前産後の心も体も揺れる時期の女性を支えることができる仕事。私がすることが相手の癒しにつながることは本当にありがたいことです。
温かいお料理を提供することも癒しにつながります。
整体を通しても癒しにつながります。
体を緩めてさしあげると、「よく眠れるようになる」とおっしゃってくださいます。また愉気をベースに施術しているのですが、「手があったかい」「中まで伝わる」「まるで繭に包まれているみたい」とおっしゃっていただくことが多くて、愉気を大切にしてきて本当に良かったと思っています。
言葉による心の操作ではなく、体の感受性からアプローチして人を癒すことをなにより大切にしている野口整体の世界で学んできたことが、いまの産後ドゥーラの仕事に生かせていることを実感しています。
心を緩めるためには体を緩める。という実にシンプルな野口先生の考えに共感して28年。先生の教えには「相手に気づかれないように相手の体を整える」というものがあります。これが真の整体コンサルタントのありかただと。うーむ。極意…。
それから「感謝の言葉は鵜呑みにしてはならない」「その場の効果は信頼できない。翌朝に効果があってはじめて本物」などもあります。
以前の私にはあまりにもハードルが高くて、まるで高嶺を目指すような心境で学んでいました。でも、師匠や整体協会の先生方はみな高嶺を全うしていて、私は目指すものの高さにいつも憧れがありました。もちろん今も憧れ続けています。整体コンサルタントの先生は私の憧れそのもので、最近になり、ほんの少し嶺に近づきつつあるかもしれない、と、思うことができるようになりました。
それというのも、この2年は集中的に徹底して整体操法を少人数で学ばせていただいてきたからです。人の体に確信を持って触れられるようになりました。これは整体操法の第一歩。まだまだ修行は続きますが、本当に師匠には感謝の日々です。
人を癒すことを仕事にする以上は、「やってあげる」でなく「させていただく」という気持ちを大切に、そして、「心の弱さに取り込まれない」強さを持ち、一期一会の精神でつねに自分をリセットして向き合うこと。そして、全力を尽くすこと。全生であろうとすること。愉気の心で相手に触れること。
すべて師匠からの学びです。
つねにドゥーラの現場でも心に刻んでいます。
余談ですが…
師匠の整体操法の構えと型は本当にかっこよくて、手の使い方はもちろん、足首の使い方まで、指一本から全身すべてに気が行き渡り、見ていてほれぼれしてしまう。
人生で憧れの高嶺があることは本当に幸せだと感じています。
私も一応は活元コンサルタントで二段なんです…よね。活コンいただいた時は、整体コンサルタントの先生方の仲間入りできた喜びでいっぱいでした。
0コメント