赤ちゃんの肌着。気を込めてたたむ。
ああ…。
洗濯物をたたむにも
気を込めて、
一枚一枚を丁寧にたたむ。
傍らで寝ている赤ちゃんを
泣いたらあやしたり、
抱っこしたり。
丁寧にたたんだ新生児用の
小さな小さな肌着は、
息子が赤ちゃんだった時の
記憶と結びつく。
あの頃、
息子が愛おしくて、
本当に丁寧に、丁寧に、
気を集めて抱っこしていた。
だから、それだけで、
私は子育てに微塵の後悔もない。
来年には成人になるけれど、
気の感応は変わらない。
丁寧に、丁寧に。
あの頃の気持ちで、
今日も赤ちゃんを抱っこして、
その赤ちゃんが着る肌着を、
気を込めてたたんだ。
それだけで、自分の裡が
満たされていく。
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